現代アート表現形態「ランドアート」

「ランドアート」とは?

 木の枝、岩や石、森の素材、鉄などの「自然の素材」を用いて砂漠や平原などの地上に作品を構築する美術のジャンルや、その作品の事を言う。
「アースアート」「アースワーク」などとも呼ばれる。

 1960年代後半よりアメリカで顕著になった動向で、1968年ニューヨークのドワン画廊で行われた「アースワーク」展、1968年コーネル大学の「アースアート」展がそれぞれ開催された。

 ネヴァダ州の大地に「円形の地表」を刻んだマイケル・ハイザー(1944-アメリカ)、ユタ州の湖沼に巨大な「螺旋状の突堤」を築いたロバート・スミッソン(1938-1973アメリカ)、他にはデニス・オッペンハイム(1938-2011アメリカ)、ウォルター・デ・マリア(1935-2013アメリカ)、リチャード・ロング(1945-イギリス)などが主要な作家。

「ランドアート」絵画買取事情

 「ランドアート」作品自身が買取対象になることは皆無と言っていいくらい買取対象にはなりませんが、作家が「ランドアート」制作前に習作として描いた製作図や記録写真などが買取作品として成立することもあります。

 その他の有名な作家では、古墳や日本庭園などから着想を得て、「ランドアート」を構想した初期の作家でもあったイサム・ノグチ(1904-1988日系アメリカ人)、詩人のマドリン・ギンズ(1941-2014アメリカ)と共同制作をした荒川修作(1936-2010)、「もの派」の関根伸夫(1942-)など。