現代アート表現形態「コンセプチュアルアート」

「コンセプチュアルアート」とは?

 「概念芸術」(かんねんげいじゅつ)と訳す。
「現代アート」の一傾向で制作行為に込めた概念(物事について大まかに把握するさま)を作品の主題とします。
1960年代中頃から70年代まで美術界で主流を占めました。

その動向は、作品の「美」よりも「意味」を重視する点で、近代以前の美術とは大きく異なる表現でした。

 マルセル・デュシャン(1887-1968フランス)が源流の元とも言われ、1917年ニューヨークで発表された『泉』(男子用小便器に「リチャード・マット(R. Mutt)」という署名をした作品)が物議を醸した。

そして1961年にアメリカの美術家ヘンリー・フリントが「コンセプト・アート」という言葉を用いた。

代表的な作家は、ヨゼフ・ボイス(1921-1986ドイツ)、ジョゼフ・コスース(1945-アメリカ)、河原温(1932-2014日本)など。

「コンセプチュアルアート」の作品を鑑賞することは、作品の持つ意味について考えることを意味する。

たとえば、河原温の連作「日付絵画」(黒や赤一色の画面に白ヌキで日付が書かれている)を前にして、「時間とは何か」を考えるという具合である。絵画とか彫刻といった表現形式に収まらないパフォーマンスのような作品も多い。

「コンセプチュアルアート」絵画買取事情

  60年代のニューヨークにポップアート旋風が吹き荒れたのと同様に、同時代に活躍した名の知られた「コンセプチュアルアート」の作家たちの作品は高額で取り引きされる。

ソル・ルウィット(1928-2007アメリカ)や エド・ルシェ(1937-アメリカ)らが有名な作家です。