現代アート表現形態「具体美術」

「具体美術」とは?

 正式には具体美術協会(ぐたいびじゅつきょうかい)。「具体」「GUTAI」とも言われる。
吉原治良(1905-1972)、吉田稔郎(1928-1997)、嶋本昭三(1928-2013)などによって、1954年に兵庫県芦屋市で結成された前衛美術集団。

 翌年1955年に機関紙「具体」の創刊を機に、白髪一雄(1924-2008)、田中敦子(1932-2005)、村上三郎(1925-1996)が合流して、同年に元永定正(1922-2011)も参加し、活発な活動を開始した。

吉原治良の「誰のまねもしない」というスローガンを念頭に、初期の頃はパフォーマンスやハプニングの強い表現や、素材の物質性、表現行為の極限的な縮小など、特異なものが多かった。

 1957年に来日したフランスの批評家ミシェル・タピエによって、「アンフォルメルの日本における一例」として広く海外へ紹介された。以降アンフォルメル的な抽象画の方向へ展化していった。

 翌年以降も具体美術協会は継続したが、実質的には1955~1957年までの3年間の活動が最もピークであった。そして1972年吉原治良の死とともに解散に。

「具体美術」絵画買取事情

 現在、国内外で再評価の動きが高まっている日本の「具体美術」。結成時のの具体美術メンバーを中心に作品の価格が高騰している現状です。

また60年代のメンバーとして、松谷武判(1937-)、前川強(1936-)らメンバーの作品も注目されております。